【レビュー】キャリアアドバイザーから見たmotoさんの『転職と副業のかけ算』のエッセンス

話題のmotoさんの著書『転職と副業のかけ算』。

 

現役キャリアアドバイザーの視点から、「転職活動に特に使える!」と思ったポイントを紹介します!

 

『転職と副業のかけ算』概要

新卒で入った会社では年収240万円(ホームセンターのレジ打ち!)から、

転職と副業で合わせて5000万円稼ぐようになったサラリーマンの「motoさん」

2020年には副業だけで1億円超の収入になったそうです!

 

そんなmotoさんによる、年収5000万円までたどりつくための

考え方やノウハウが紹介されています。

 

キャリア・仕事の考え方

転職活動にとってまず参考になるのはキャリアや仕事に対する考え方です。

上司の評価でなく「市場価値」に軸を置く

社内の評価でなく、市場にとって自分の価値はどの程度あるか、という考え方です。

社内でいくら評価されていても、転職で戦うことになる相手は

自分の会社よりも大きい会社で成果を出している人や、

自分の何十倍も成果を出して来た人達です。

なので、会社の評価よりも、市場からの評価を上げていくことが重要です。

 

motoさんは市場価値とは、「自分の生産性を高めること」で上がっていくと仰っています。

そして生産性を高める力は次の5つに分解されます。

生産性(=市場価値)を高める力
  1. 論理的な思考ができる力
  2. 構造的に物事をとらえる力
  3. 物事を俯瞰したうえで、課題を特定する力
  4. 課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
  5. 1~4を用いて組織をマネジメントする力

motoさんは、この力を持った人とは、

「自分の仕事を理解した上で、どんな人にもわかりやすく説明でき、行動が伴っている人」

を指していると言っています。

 

そして自分の仕事をわかりやすく説明するためには、

「全体像をとらえること」が重要。

 

 

「業界の状況・課題」→「会社の状況・課題」→「部署の役割・状況」→「自分のミッション」

 

のように、広い視点で自分の置かれた状況を捉え、

そのうえで課題を把握し解決策を考え、行動していく能力が必要になります。

 

キャリアアドバイザー目線で言うと・・・

面接で、

「業界の状況・課題」→「会社の状況・課題」→「部署の役割・状況」→「自分のミッション」

のような構造で伝えられれば面接合格の可能性は格段にはね上がります。

 

なぜなら企業は、「この人はうちの会社で抱えている課題を解決できるか」という視点で

面接に臨んでいます。

面接官はその候補者が仕事でどのような課題をもち、どう考えどう行動したか

そしてその経験やスキルがうちの会社でも再現性があるか、ということを気にしているため、

全体像をとらえた上で自分の取り組みを話すことができれば、即戦力と感じてくれる

可能性も高まります。

 

転職先の選び方

転職で年収を上げるためには、「軸ずらし転職」が重要と書かれています。

軸ずらし転職とは

年収は、「業界」×「職種」で決まっています。

業界と職種

業界・・・IT業界、人材業界、小売り業界など、どこの市場で働くか

職種・・・営業、マーケティング、経理など、どんな仕事をするか

 

軸ずらし転職とは、「業界」か「職種」のどちらかの軸を

「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすことが近道という考え方です。

 

キャリアアドバイザー目線で言うと・・・

軸ずらし転職の考え方には概ね賛成ですが、

年収を上げるためには職種よりは業界を変えた方が確実だと思います。

合格可能性と、企業の心理が理由です。

 

まず合格可能性ですが、一般的には職種を変える転職は

同職種での転職に比べ、書類選考だけでも2~4倍難易度が高いです。

例えば営業から営業への転職であれば書類通過率30~40%に対し、

営業から他職種では15%~10%程度といった具合です。

 

次に企業の心理です。

職種が同じで業界が変わる分には、業界知識さえ学んでもらえれば

すぐに戦力として期待することができます。

例えば食品の営業職からITの営業職に転職する場合は、

営業のノウハウはそこまで変わりませんので、ITの知識さえ学べば十分営業として

活躍が期待できます。

 

しかし未経験の職種になると、どうしても1からノウハウ・スキルを教えなくてはなりません。

例えば営業からマーケティングに行きたいとなると、新たにデータ分析のスキルや

SEOなどのWEBスキルなどを、企業の工数・時間をかけ教えていかなければならないことになり、

それであればより安い賃金で新卒を採用した方がよかったりします。

 

ですので、職種をずらすよりも、業界をずらす方が合格可能性的にも、

年収が上がる可能性的にも高いといえるでしょう。

 

補足
営業やコンサルなどは他職種からの受け入れも比較的多いという職種ごとの特性や、

今の職種と行きたい職種の近さなどによっても難易度は変わってきます。

 

書類作成のポイント

『転職と副業のかけ算』では戦略的な職務経歴書の書き方も紹介されています。

特に転職活動において重要と思われる部分を2つ紹介します。

書類作成に重要な視点
  1. 「共通点と類似点」を見つける
  2. 社内評価でなく「市場価値」を意識する

「共通点と類似点」を見つける

求人の「必須条件」や「求める能力」から逆算してアピールポイントを書いていくという考え方です。

例えばあなたが現在営業職で、

応募職種が「マーケティング」であれば、マーケティングの求人票の

「必須条件」や「求める能力」から逆算してアピールポイントを記載してきます。

 

例:マーケティング求人での必須条件
  • 数字の分析力
  • データを使った提案
  • サイトのアクセス解析

営業の経験を振り返り、上記必須条件に関わるようなスキルを抽出していきます。

営業で活かせる経験(良い例)
  • 顧客の売上データを分析し顧客が抱える課題を特定した
  • 市場のデータをまとめ顧客に提案を行った など

営業とマーケティングの共通点や類似点を考えていくことが重要です。

逆にこのような経験は、マーケティングにとってはあまりアピールになりません。

営業で活かせる経験(悪い例)
  • 顧客に頻繁に足を運び信頼関係を築いた
  • とにかく数を多く訪問することを意識した など

 

営業職に応募するのであればアピールになるかと思いますが、

マーケティングで求められているスキルとは若干異なるのがわかるかと思います。

 

現職と転職先の企業の共通点や類似点を見つけ、

即戦力で活躍していけるイメージを持ってもらいましょう。

社内評価でなく「市場価値」を意識する

営業成績や社内表彰の経験はそれはそれで記載して欲しいのですが、

企業にとってより重要なのは「あなた個人では何ができるのか?」という点です。

「”自分”が実行したアクションの深さと濃さ」が重要とmotoさんは言っています。

 

単に表彰された実績のみを記載しておくのではなく、

「どんな目標に対して、どう考え、どう行動したから」表彰されるに至った、という

プロセスの部分までしっかりと記載しておきましょう。

 

こちらの記事でも職務経歴書の書き方を解説しています。

【職務経歴書】職務経歴書の簡単なつくりかた【職務経歴書エディター】

2019年12月12日

面接のポイント

面接のポイントは、書類作成のポイントと重なる部分もありますが、

特に次の点が重要だと思います。

面接に重要な視点

「何ができる人なのか」を伝える

「何ができる人なのか」を伝える

『「何ができる人なのか」を伝える』ですが、

成果や実績だけでなく、「自分は何をしてきたか」を伝えることが重要です。

 

実績を出すために、どのような意識で、どのような工夫をしてきたかという

プロセスを具体的に説明することで「入社後にどんな活躍をしてくれるのか」を

イメージさせやすくなり、面接官も入社後の姿を想像しうやすくなります。

 

また、私もキャリアアドバイザーとしても取り入れられればと思っている視点が、

「会社として目指している景色」まで踏まえて話をするという視点です。

 

会社が目指している「上流部分(会社全体も目標)」を見つつ、

自分が任されている「下流部分(手元のミッション)」を実行し、

自分の成果だけでなく会社の成果に繋げる成果や行動が取れる人は評価が高いと仰っています。

 

組織としての目標や、自分が成果を出すことで組織がどうなっていくか、という

視点も持ちながら面接に臨むと高い評価が得られるかもしれません。

 

まとめ

motoさんの『転職と副業のかけ算』から、特に転職活動で重要だと思う点を紹介しました。

仕事の考え方や、書類作成や面接に活かせる情報がたくさん盛り込まれていますので、

是非読んでみてください。

 

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